「レンチン レベチ飯」のレシピを全部作ってみました

「COCOCORO大西哲也のドヤ飯」に続き、大西哲也さんの「レンチン レベチ飯」に載っているレシピをすべて作ってみました。

ほぼすべて電子レンジで調理するレシピ本ですが、意外と手間をかけてしっかり作るレシピが多く、よくある電子レンジ調理本とは一線を画すレシピ本でした。(ニッチな領域すぎて売れてるのか心配ですが…)

基本電子レンジで完結するレシピばかりなので、コンロで何か作りながら同時並行で一品作るような使い方もできて実用性のあるレシピも多かったです。

また、酒のアルコールを飛ばしたり、麺を茹でたりなど電子レンジでできるということを知れたのもよかったです。

ただ、レンジの種類の違いなのかレシピに書いてある時間だとうまく火が通らない場合があったので、目標温度があるとより使いやすい本だったかなという感じでした。

自家製サラダチキンの到達点。スープも絶品 ◎

ポイント:ゆで汁を最初に加熱してから鶏肉を加えて再加熱する。

火加減の調整が不要で一定の加熱ができる電子レンジのメリットを最大限に活用したサラダチキンです。少し時間はかかりますが完璧な火の通り加減で、間違えてモモ肉使ったのではないかと思うほどジューシーな仕上がりでした。

味もほんのり酒と塩で味付けされていて鶏肉の味が引き立つ感じでそのまま食べても普通のサラダチキンより美味しいですが、味付けを変えて色々とアレンジも楽しめそうです。

棒棒鶏 〇

ポイント:ラー油を多めに入れて辛めの味付けにする。

サラダチキンを細かく裂いて棒棒鶏のタレをかけた料理です。

タレはすりごまのコクとラー油の辛味の中に少し甘さもあり、冷やし中華のタレを辛くしたような感じの味でした。

淡白なサラダチキンのしっかりとした味のタレが絡み、美味しかったです。そのまま食べるサラダチキンとはまた違ったおいしさがありました。

BBQでヒーローになれる。スペアリブのバーベキュー煮込み ◎

ポイント:150Wで長時間加熱し、煮込んだような火の通し加減にする

スペアリブにタレを絡めて加熱した料理です。

低温での長時間加熱でスペアリブが柔らかいのはもちろんのこと、家で作ったとは思えないソースが絶品でした。チリパウダーのスパイス感とクローブの独特の香りが活きていて、本格的な味でした。

玉ねぎも長時間煮込んだような甘みが出ていて、電子レンジで作ったとは思えない出来でした。

食べる皿でつくれば身くずれゼロ。カレイの煮つけ ◎

ポイント:キッチンペーパーをかけて加熱する。

絶妙な火の通し加減の柔らかい身が印象的なカレイの煮つけです。

レンジを使うことで煮汁が沸かず、身崩れせずに仕上がりました。煮汁もちょうどいい濃さで、鍋で作るよりすっきりした味に感じます。

煮魚は酒を多く使うイメージですが、このレシピはキッチンペーパーを使って酒蒸しにするので少ない酒でもしっかり風味がつくようになっていて、工夫されていると感じました。

マニアが行き着いたレンジ四川麻婆豆腐 〇

ポイント:豆腐の水気を使って蒸し煮にする。

味はかなり本格的な麻婆豆腐で、これもレンジで作ったとは思えない出来でした。薬味や豆板醤、ラー油、花椒の味で本格麻婆豆腐に近い味が実現できていました。

油が少ない分ヘルシーな感じで、豆鼓や甜面醤も入らないので、ドヤ飯のレシピと比べるとすっきり、さっぱりとした味に感じました。

作り方のコツとしては、全体を混ぜる工程が多くて、豆腐が崩れやすいので、硬めの豆腐を使ったほうがいいかもしれません。

あと、レンジだけで作るという点では面白いですが、ここまでこだわるなら普通に中華鍋で作るのとあまり変わらないので時間短縮のメリットは薄いような気がします…。まさにレンジ調理を極めた料理という感じです。

作り方邪道、味正道のペペロンチーノ 〇

ポイント:パスタとソースを一緒に温める。最後にオリーブオイルをかける。

言われなければレンジで作ったとは気づかないような普通に美味しいペペロンチーノでした。唐辛子とニンニクとオリーブオイルのそれぞれの風味がしっかりしていて美味しかったです。

特に唐辛子はフライパンで作るよりも香りと辛味が強く、生の唐辛子を使っているような味でした。

普通にパスタを作ると、洗い物やパスタとソースの仕上がりのタイミング合わせが面倒だったりしますが、それがレンジで解決できるのはありがたいです。

本書の最高難度。パッキ式チキンビリヤニ ◎

ポイント:ごはんの半分を具材に混ぜ、半分は上にのせて炊く

正統派のビリヤニの作り方を踏襲しつつ、レンジ調理で実現した料理です。パラっとした食感とスパイシーさはまさにビリヤニという感じでした。

ミントやパクチーの風味や紫玉ねぎの辛味も味のアクセントとしてよかったです。ミントが加わることで、一気に異国っぽい味になっていました。

あと、パウダースパイスがカレー粉とガラムマサラだけなので、軽量の手間が少ないのもうれしい点でした。

味はいいのですが、レシピ通り作るとバスマティライスが硬かったので、洗ったあと水切りする前に少し浸水するか、ライスを温める時間を長めにしたほうがいいかもしれません。

コンロで煮込む暑さから解放!極うまチャーシュー 〇

ポイント:蒸し煮にしてからタレに漬ける。

薬味と水だけで火を通したあと、タレに漬けて作るチャーシューです。

電子レンジ調理ですが、低いワット数で時間をかけて火を通すので柔らかく、噛むと崩れるような柔らかい食感に仕上がっていました。

醤油がメインのタレですが、砂糖やうま味調味料も入っていてしょっぱさが緩和されてまろやかな味になっていると感じました。

とはいえ丸1日漬けると少し漬けすぎな感じだったので、適当なところでタレから取り出した方がよさそうです。

花嫁修業はレンジで終了。肉ジャガ 〇

ポイント:ごま油や酢を加える。

煮汁をかけてレンチンだけで作る肉ジャガです。

電子レンジ調理でも、野菜に火が通って柔らかくなっているのが驚きでした。煮崩れしないのもメリットです。

ちょっと酢を入れて引き締めた味にする味付けも、少し変わっていて面白かったです。

絶妙火入れで赤身もおいしい。豚の角煮 ◎

ポイント:硬水を使って煮る。

パサつきがなく、しっとりと柔らかい豚の角煮です。1時間ほどの加熱なので箸で切れるほど柔らかくはないですが、その分赤身部分がパサつかず弾力が残っていて食べ応えがありました。

電子レンジだと火加減や煮汁の蒸発を気にすることなく加熱できるので、普通の作り方よりもかなり簡単でした。

老舗洋食店の味といわれても納得のビーフシチュー 〇

ポイント:しょうゆやみりんを加える。

重さがなくすっきりとした味わいの中に奥深さを感じる味のビーフシチューです。

しっかりとした味なのに不思議と重さを感じないのは、トマトや赤ワインが入っていることと、焼いたり炒めたりする工程がないからかもしれません。

野菜は煮崩れせず、具材そのものの味を感じる仕上がりで、肉もすね肉にしてはだいぶ柔らかくなり、食べていて硬さを感じない食感でした。

ふわっとやわらか焼鳥やさんの鶏つくね

ポイント:マヨネーズを加える。

レンジで作る鶏つくねです。

マヨネーズやすりおろした玉ねぎを入れることでパサつかず、ふわっと柔らかい食感になっていました。七味をかけて食べても美味しかったです。

鶏ひき肉と玉ねぎと生姜があれば作れるので、さっとつまみを一品作りたいときなどにいいかもしれません。

しっかり味つき、タレ不要のスープ餃子 〇

ポイント:白菜は千切りにする。

レンジで作るスープ餃子です。

レンジで作るので、市販の皮で作っていても皮が破れず、きれいに仕上がりました。

餃子の味は名前ほど濃くはなく、普段作る焼き餃子や冷凍の水餃子に比べるとやや薄味に感じましたが、香味野菜の香りはしっかり出ていました。白菜をみじん切りではなく千切りにすることで、野菜の食感が感じられる仕上がりになっているのも面白かったです。

幸せはここにある。チーズインミートローフ ◎

ポイント:ナツメグを加える。

野菜入りチーズハンバーグみたいな料理です。

混ぜてチンするだけの簡単レシピなのでそんなに期待していなかったのですが、作ってみたら意外と美味しくてびっくりしました。具材はシンプルですが、ナツメグがしっかり効いているので、単調な味にならず美味しかったです。

うま味と食感のアンサンブル。白菜と豚肉の重ね蒸し

ポイント:200Wでじっくり火を通す。

豚バラと白菜に酒を加えてチンしただけの本当に簡単な料理です。

家のレンジが200Wに対応しておらず、150Wで代用したのでなかなか加減が難しかったです。

味は白菜と豚肉そのままという感じでしたが、ここまでシンプルな食べ方をすることがないので逆に新鮮でした。

ホントにこれだけ、めっちゃおいしい。真鯛のアクアパッツァ 〇

ポイント:オリーブオイルを多めに入れる。

塩とオリーブオイルのみのシンプルな味付けで、真鯛の味やあさりの旨味が引き立つ味付けでした。

多めに入れたオリーブオイルがアサリの旨味が出た水と合わさってシンプルながら奥深い味になっていました。油多めですが、オリーブオイルを使っていて、さらにトマトを使っているので重くならず食べやすかったです。

北海道の郷土料理をレンジで再現。鮭のちゃんちゃん蒸し ◎

ポイント:味噌ダレとバターを合わせて使う。

甘めの味噌ダレをかけた野菜と鮭をレンチンした料理で、ちゃんちゃん焼きのレンジアレンジのようです。

砂糖やみりんを加えた甘めの味噌ダレとバターが具材全体に絡んで、とても北海道らしい味のする料理でした。火加減もちょうどよく、鮭のふっくらとした食感と野菜のシャキシャキした食感が最高でした。

ホイル焼きにも近いですが、レンジで作ることでより手間なく作れるのがよかったです。

最後混ぜるとき鮭を取りだして野菜だけ混ぜると、身が崩れずいい感じでした。

ご飯に合う魚料理堂々の1位。サバのみそ煮 〇

ポイント:酒蒸しにしてから味噌ダレをかけて加熱する。

最初に酒蒸しにしてから味噌と合わせて再加熱する作り方の鯖の味噌煮です。

味噌煮ですがこの作り方では煮込まないので、ふっくらとした焼き魚のような身と、雑味のない味噌ダレの組み合わせになっていて、それぞれの持ち味が活きているのでこれはこれで美味しいと思いました。

シンプルに「わびさび」を食べる。マダラの湯煮 〇

ポイント:タラに塩を振っておき、水気をふき取る。

タラの切り身にお湯で火を通しただけの超シンプルな料理です。シンプルすぎてあまりやらない調理なので、逆に新鮮さがありました。

高すぎない温度で短時間温めたタラは弾力のある食感で、ほのかな塩味がついているだけなのでタラ自体の味をしっかり感じました。

作るまではなんでこんなシンプルな料理がレシピ本に載っているのか謎でしたが、実際作って食べてみると発見があり、たまには原点に立ち返ってこういったシンプルな料理を作るのもいいと感じました。

焼かなくても香ばしい。チキンマカロニグラタン 〇

ポイント:牛乳を2回に分けて入れて滑らかなホワイトソースにする。

マカロニをゆでたり、ホワイトソースを作ったりするところまですべてレンジで作るグラタンです。さすがに焦げ目まではついていないですが美味しいグラタンでした。

グラタンは普通に作ると結構面倒ですが、このレシピはグラタンに必要な要素を分解して再構築することで、鍋やフライパンを使わず、その気になれば容器1つで作れるようになっていてなかなか考えているように感じました。

さすがに焦げ目をつけたほうが美味しいと思うので、オーブンレンジなら最後の焼きはオーブンに頼るのもいいかもしれません。

おうちで老舗大衆酒場ごっこをしよう。牛すじみそ煮込み ◎

ポイント:長時間加熱する。仕上げにすりごまをかける。

レンジで約1時間加熱して作る牛すじの煮込みです。

長い時間低いワット数で加熱することで、根菜も硬い牛すじも柔らかく煮えていて、長時間煮込んだような食感になっていました。

味は基本的には味噌と醤油のしっかりとした味ですが、最後に加えたすりごまによってコクが加わり、濃いだけでなく深みもある味になっていました。

あっという間にこだわり居酒屋のポテトサラダ

ポイント:千切りにしたたくあんを加える。

たくあんと焼き鯖が具材として入った珍しいポテサラです。

ゆでずにレンジで作るので水っぽくならず、砂糖と酢の効いたドレッシングの味がはっきりと出たキレのある味でした。マヨネーズに頼りすぎないところもこだわりポイントであるように感じます。

具材のたくあんも甘みと酸味がポテサラの味と馴染んでいて意外と美味しかったです。食感もいい感じでした。焼き鯖もツナとは違った香ばしさのある味で、面白い味でした。

北海道人が教える最高のジャガバター 〇

ポイント:濡らしたキッチンペーパーで包んで加熱する。

レンジで蒸したじゃがいもにバターをのせた料理です。

オーブンで作った方が皮の部分は美味しいですが、レンジでも身はホクホクで美味しかったです。焦げる心配がなく簡単に作れるのはレンジのメリットだと思います。

じゃがいもの大きさにもよると思いますが、150Wだと13分では硬く、倍の時間加熱してちょうどよいくらいでした。様子をみて調整するのがよさそうです。

玄関開けたらすぐビストロ。アサリの白ワイン蒸し 〇

ポイント:バターを多めに加える

レンジで作るアサリの白ワイン蒸しです。白ワインとバター、セルフィーユが入っていてちょっとだけ上品な味でした。

材料を入れて加熱するだけの簡単レシピですが、普通に作るのとそれほど変わらない感じでした。少しアルコールが残っている感はありますが、お酒のおつまみとしてはそれほど気にならない感じでした。

加熱しすぎてアサリが硬くなる心配がないのはありがたいです。

お宅のワイン、日本酒、ウィスキーを枯渇させる。カキのオイル漬けオイスターソース風味

ポイント:低温で身が縮まないように加熱する。

タレと一緒に加熱したカキをオイル漬けにした料理です。

レンジを使って絶妙な火入れができているのには驚きました。

日常でもパーティにも使えるフレンチのお惣菜。ラタトゥイユ ◎

ポイント:野菜に塩を振って水気を抜く。

野菜のシャキシャキとした食感が美味しいラタトゥイユです。

塩を振って水気を抜いたうえで、煮込むというより温める感じでじっくり火を通すので、野菜の食感と味が残っていました。

レモン汁を加えることでほどよい酸味がついてさっぱりとした味になり、食べやすいのもよかったです。

中華屋のお通しで出たら最高。ナスの揚げ浸し中華風 〇

ポイント:先にナスだけを加熱する。

加熱した茄子に中華風のタレをかけた料理です。

柔らかく加熱されたナスにタレの味がしっかり絡んで美味しかったです。酢や薬味の効果でさっぱりした味付けで、食欲がないときでも食べやすい味でした。

小料理屋さんの椀物で出ても納得のふろふき大根 〇

ポイント:大根が柔らかくなるまで200Wで長時間加熱する。

昆布と白だしの薄味の煮汁で長時間煮た大根に甘い味噌ダレをかけた料理です。

煮汁の味付けがシンプルなので、大根の味を感じる滋味深い味でした。甘めの味噌ダレもレンジで簡単に作れるので、大根以外にも色々な料理に活用できそうです。

冷蔵庫に煮汁ごと保存しておいて、翌日食べると味が染みてより美味しかったです。

限界状態でもつくれる!革命的レンジカレー 〇

動画リンク

ポイント:トマトジュースと砂糖を入れる

とても簡単に作れる限界飯カレーです。

シンプルですが、砂糖やトマトジュースが入ることでコクが足され、鶏肉の旨味も出ていて必要最低限の味付けはされているので、普通に美味しかったです。鶏肉も固くならずにちょうどよく火が入っていました。

レトルトカレーほど簡単ではないですが、大き目の鶏肉や野菜の味と食感が出せるのは手作りならではだと思いました。自由に野菜を加えてアレンジできるのも助かります。

「素を使わずにつくったよ」で一同ドン引き。グリーンカレー 〇

ポイント:薬味をすりつぶしてグリーンペーストを作る

レンジで作る本格派グリーンカレーです。

ココナッツミルクの独特の風味の中に、すり潰したパクチーや唐辛子の風味を感じる、本格的な味でした。みそが意外とカレーに馴染んでいたのも驚きでした。

また、野菜が柔らかくなるまで煮る普通のカレーと違って、野菜のシャキシャキした食感が残っているのが印象的でした。

台湾夜市の定番フード。魯肉飯

ポイント:コーラを加える。

豚コマで作るルーローハンです。

本格派というよりはお手軽レシピ寄りの作り方ですが、八角とシナモンの香りが具材に馴染んでいて本格的な味に感じました。

さらにコーラが甘さとコクを出していて、少ない材料ながら奥深い味になっているように感じました。

レンジ火入れで鶏肉やわらか。ガパオ風ライス

ポイント:ドライバジルとバジルの葉の両方を使う

ドヤ飯の本格的なガパオほどこだわった作り方ではないですが、簡単な割に十分美味しかったです。

ドライバジルによるバジルの香りと、オイスターソースやナンプラーの風味でしっかりとガパオライスの味になっています。

鶏肉は少し加熱が足りなかったので、追加で加熱しましたが柔らかくて美味しかったです。

地中海の風はマイクロ波でも再現可能。パエリア 〇

ポイント:ドライバジルとバジルの葉の両方を使う

レンジで作るパエリアです。

色が黄色くなくてあまりパエリアっぽくはないですが、味はしっかりパエリアでした。鶏肉やあさりの旨味が溶けだしたスープがごはんに染みていて、洋風の炊き込みごはんみたいな感じでした。

硬水を使うレシピですが、軟水とどう違うのか気になるところです。

ふわとろ卵の成功率99%の親子丼 ◎

ポイント:卵を2回に分けて入れる

電子レンジ調理ですが、フライパンで作るものと比べても遜色ない美味しい親子丼でした。レンジ調理と相性のよい料理のようです。

最初に鶏肉、玉ねぎと調味料のみを混ぜて加熱するので、鶏肉や玉ねぎにも味がしっかり染みていました。加減の難しい卵の火入れも、電子レンジなので失敗なくできそうです。

大分吉野風。釜じゃないけど鶏釜めし ◎

ポイント:にんにくを加える。

レンジで作る鶏と野菜の炊き込みごはんです。

ただ炊き込むだけでなく、火のとおりやすさを考慮して材料を重ねる、最後にごま油を加えて混ぜるなどなど作り方に工夫を感じました。

味は鶏の味が米に染みていて、素朴な味で美味しかったです。他に濃い味のおかずがある場合はこのくらいの味付けでちょうどよさそうです。味の素や白だしで旨味を足してしっかりした味にしても美味しそうです。

包むオムライスの答えはレンジだった。奇跡のスーパーオムライス ◎

ポイント:ラップをつかってごはんを包む

電子レンジで作るだけでなく、ラップを使って簡単にごはんが巻けるアイデア料理です。

電子レンジを使ってゆっくり加熱することで、厚みがあって柔らかい卵になっていました。また、表面もラップで包むことで、表面がとても滑らかになっていて、フライパンで作るオムライスにはないよさがありました。

ごはんの味付けは控えめで、ケチャップをかけてちょうどよいバランスになるように調整されていると感じました。

卵の火の通し加減は調節が必要で、この本の中では結構難しい料理だと思います。

焼かなくても実はよかった。トマトソースドリア 〇

ポイント:ごはんにしょうゆとマヨネーズを加えて味をつける。

自家製トマトソースを使ったドリアです。

チーズが多めにかかっていて、ごはんにもしっかり味がついているので満足感があります。味がしっかりしているおかげで、確かに焼き目がついていなくてもあまり気にならない感じでした。

ごはんにしょうゆとマヨネーズを混ぜることで、チーズやトマトソースと味がなじみやすくなり、一体感のある味にもなっている感じがしました。

コマツナのお浸し ◎

ポイント:野菜の大きさをそろえる。

ゆでる代わりにレンジで作るお浸しです。

茹でるよりも味や食感が残っていて、レンジで作った方が美味しいと思えるような出来でした。

作り方もすごく簡単なので他の料理の合間に作れるのもいい点です。

シメジの和風マリネ 〇

ポイント:ごま油を加える

調味料と和えたしめじをチンするだけの簡単料理です。

おにぎりの具のおかかっぽい味に、ニンニクとごま油でパンチのある味を加えた感じの味でした。

キノコが余った時に消費するレシピとして活用できそうです。

レンジ蒸し野菜

ポイント:野菜の大きさをそろえる。

レンジでチンしただけの野菜ですが、低いワット数で時間をかけて温めることで蒸したのと大差ない仕上がりになりました。

火を通しただけなので味は味付け次第ですが、野菜の味はしっかり残っていて美味しかったです。

レシピの時間だと人参とじゃがいもがまだ少し硬い感じだったので、少し薄切りにするか、これだけ加熱時間を長くしてもよかったかもしれません。

電子レンジでできるだけ王道を目指す。カルボナーラ 〇

ポイント:旨味の強いチーズを使う

麺もソースもレンジで作るカルボナーラです。

簡単に作れるうえにダマにもならず、味もしっかりカルボナーラでした。もうフライパンで作らなくてもいいのではないかという感じでした。

近所で噂になる。トマトソースパスタ 〇

ポイント:ゆで汁とトマトソースをパスタに和える。

自家製トマトソースにレンジで茹でたパスタを和えたシンプルなレシピです。

レンジで作ると水や塩が少なくて済むだけでなく、ゆで汁にパスタの小麦の風味がよく溶けて、本格的な感じの味になるというメリットもあるように感じました。

トマトソースも適度な甘みとオリーブオイルの香りがトマトの味を引き出していて美味しかったです。

ピリ辛&エキゾチックなスパイス香る。ペンネアラビアータ 〇

ポイント:トマトソースに複数のスパイスで味付けする。

トマトソースにスパイスを加えて作るアラビアータです。

辛味とスパイスの香りでトマトソースパスタとはだいぶ印象が変わった味になっていました。特にシナモンがエキゾチック感を出すのにいい仕事しているように感じます。

ペンネももっちりとしたちょうどよい茹で加減でした。

日本だから生まれた。納豆とマイタケの和風パスタ 〇

ポイント:唐辛子を多めに加える。

納豆がはいったパスタです。ごま油、にんにく、唐辛子と納豆の味の組み合わせが斬新なパスタでした。

味はペペロンチーノをごま油や醤油で和風っぽくした感じでした。納豆のタレより味が強いので、納豆のクセが気にならず、うまみだけが残るので思っていたより食べやすかったです。

アレンジ自在。ベーコンとキノコのクリームパスタ ◎

ポイント:クリームにゆでたパスタを入れて加熱する。

ベーコンとコンソメのコクがクリームに溶け込んだクリームパスタです。

ドヤ飯のクリームパスタのレシピのレンジ版といった感じで、鶏肉や玉ねぎ、複数のきのこ類が入らない分かなり手軽に作れるレシピになっています。

フライパンを使わないことで不足している香ばしさがベーコンの燻製香で補われていて、レンジ調理でも十分美味しい仕上がりになっています。

生クリームが余ったときなどにも活用できそうなレシピです。

アメリカンダイナー風超濃厚クラムチャウダー ◎

ポイント:加熱した具材をフォークでつぶす。

生クリームを使った濃厚なクラムチャウダーです。

あさりとベーコンの旨味が効いていて、さらに潰すした具材がスープと同化することで、普通のクラムチャウダーよりも濃厚さが増しているように感じました。

他の生クリームを使ったレシピと同様、ナツメグの風味が生クリームとマッチして美味しかったです。

アサリの殻を外しているので食べやすいのもよかったです。

夏の栄養補給にもビシソワーズ ◎

ポイント:なめらかになるまでミキサーにかける。

すっきりとした味わいのじゃがいもの冷製スープです。

じゃがいもや玉ねぎの風味が溶けていますがポタージュのようにどろっとした感じはなく、すっきりとした飲みやすさとコクをうまく両立した絶妙なバランスのスープでした。

ナツメグの複雑な風味が引き立ち、短時間で作ったとは思えないような複雑な味になっていました。

黄金色のオニオンコンソメスープ 〇

ポイント:玉ねぎだけを先に加熱する。

みじん切りにした玉ねぎで作るシンプルなコンソメスープです。

玉ねぎの甘みが加わることで、単にコンソメをお湯に溶かしただけのものより格段においしくなっていました。

みじん切りにした玉ねぎがあればとても簡単に作れるので、朝食にもよさそうです。

栄養たっぷり具だくさんミネストローネ 〇

ポイント:トマトとトマトジュースを両方使う。

トマトをたくさん使って作るミネストローネです。

生のトマトとトマトジュースの合わせ技で、全体にトマトの味が行きわたる感じで美味しかったです。味付けもコンソメのみとトマト感を活かす味付けでした。

野菜もたくさん入っていて食感も残っているので、食べるスープという感じでした。

思ったより本格的になって驚いた。トムヤンクン 〇

ポイント:味噌とスイートチリソースを合わせて使う。

調味料の組み合わせでトムヤンクンっぽい味を作っている不思議な料理です。味噌が入っているのは意外でしたが、意外とナンプラーやスイートチリソースの味と合っていて、コクも足されて美味しかったです。

セロリの食感と香りもエスニック感を引き立てていて、後入れでぷりぷりの海老も美味しかったです。

簡単、ヘルシー、確かな満足。ワカメスープ 〇

ポイント:千切りの生姜を入れる

シンプルで想像通りの味のワカメスープです。鶏ガラスープの素と醤油、ごま油で少しだけ中華っぽさがあり、炒飯とかについてくるスープの味がします。

とても簡単なので、スープを1品追加したいときにはよさそうです。

ちょっとすっぱうまい。中華卵スープ酸辣湯 〇

ポイント:挽肉と調味料を混ぜて先に加熱する。

ひき肉と卵と豆腐の中華風スープです。

最初に挽肉と調味料だけを加熱するので、挽肉に味が付き、だしを取るだけでなく具材としても美味しく食べられるようになっているのが工夫されていると感じました。

割と簡単に作れるので中華のおかずに合わせてスープを作る時に重宝しそうなレシピです。

味は結構辛めなので、辛いのが苦手な人は唐辛子やラー油を少な目にしてもよいかもしれません。

韓流ドラマ見て食べたくなって研究した。スンドゥブチゲ 〇

ポイント:豚肉と春菊はあとから入れる。

レンジで作るスンドゥブチゲです。

甘さと辛さのバランスとあさりの旨味がまさにスンドゥブチゲという感じでした。

豆腐は移し替えが難しいので最初から食べる容器に持って加熱したほうがよいかもしれません…

魚介の鍋はこれで決まり。ブイヤベース風トマトスープ 〇

ポイント:トマトジュースを使う。

生トマトとトマトジュースを使って作るブイヤベースです。火を通しすぎないような短時間の加熱でも、トマトジュースを使うことで濃厚なトマトの味になっていて、電子レンジ調理向けに工夫されているレシピだと思います。

材料や作り方は別ページのミネストローネにも似ていますが、こちらはあさりの旨味がスープに溶けだしていて別のおいしさがありました。

たっぷりキノコの本格重慶火鍋 ◎

ポイント:花椒とクミンをたっぷり入れる。

レンジで作る火鍋です。それほど珍しい材料は使われていませんが、八角とクミン、花椒の香りが効いていて本格的で異国っぽい味がしました。火鍋にしては辛さひかえめで食べやすい味でした。

スパイシーなスープとラムの相性がばっちりで、色々なキノコの食感もよかったです。

レシピだと1~2人前ですが、レンジで作らずに普通に大きい鍋でたくさん作って食べるのもよさそうです。

どう見ても電子レンジ料理の限界を超えている。牛すき鍋 〇

ポイント:

レンジで作るすき焼きです。鍋だと手間としては普通に作るのとあまり変わらないですが、火の通し方の加減がやりやすく、煮すぎて野菜がくたくたになったり、肉が硬くなったりしないのは良かったです。

味はすき焼きそのもので、砂糖と醤油に牛肉の旨味が溶けた割下が具材に絡んで美味しかったです。野菜は割下が染みつつも、煮るよりも食感が残っているように感じました。

レンジで酒のアルコールをレンジで飛ばすテクニックは便利で、他の料理にも活用できそうです。

鶏の魅力は水炊きにあり。本場博多風水炊き 〇

ポイント:鶏だけを先に煮てスープを作る。

スープを作るところから電子レンジで行う水炊きです。

電子レンジでじっくり長時間加熱することで、透き通ったスープを簡単にとることができました。途中で水を足す必要もないのが簡単でよかったです。肉も長時間加熱することで簡単に骨から外れるくらい柔らかくなっていました。

スープには酒以外の味をつけていないのでシンプルな味ですが、その分鶏の旨味を感じられて美味しかったです。スープは塩などで味を調えて雑炊にしても美味しそうです。

スープに添えれば立派な食事になる。トロトロスクランブルエッグ ◎

ポイント:加熱して混ぜるを繰り返す。

レンジで作るスクランブルエッグです。

じっくり火を通すのでふわふわでちょうどよい仕上がりでした。バターや生クリームも入っていて濃厚でクリーミーな味わいです。

フライパンで作ると失敗しやすく、時間もかかるのでレンジで簡単に作れるのがよかったです。

驚異的な高さ&しぼまない。スフレパンケーキ

ポイント:卵白をしっかり泡立てる

レンジで膨らませて焼き目だけあとからつけるスフレパンケーキです。

レンジで作ってもふわふわの食感が作れて驚きました。また、均一に火が通るためかフライパンやオーブンと比べて短時間で作れ、心なしかしぼみにくいようにも感じました。

専用の型ではなく適当な耐熱容器でも作れるのもよかったです。ただ、柔らかいパンケーキを型から取り出すのはなかなか難しかったです。

街の洋食屋さんプリン 〇

ポイント:みりんを少量加える

レンジで作るプリンです。

レンジで作ってもスのない滑らかなプリンができるのは驚きました。オーブンに比べると扱いやすい感じではありますが、レンジだと使える容器が限られるのがやや難しいところです。

味は卵の味が主張しすぎず、それでいてカスタードプリンのような濃厚さもあって美味しかったです。

溶かして混ぜて冷やすだけ。革命的チョコレートムース 〇

ポイント:空気を含ませるように混ぜる。

水を加えて溶かしたチョコレートを混ぜて冷やしたお菓子です。チョコレートムースというより生チョコっぽい感じの味と食感でした。

レシピを見ると1個当たりの量が少ないような感じがしましたが、かなり濃厚なチョコレート味なので少な目でちょうどよい感じでした。

70mlのちょうどよい入れ物がなくてグラスで作りましたが、平らなバットとかに入れて一口サイズに切り分けて食べてもよさそうな感じでした。洋酒もブランデーやラムなどでもおいしくできそうです。

こんなに簡単でおいしいなら年中食べたい桜餅

ポイント:生地を蒸らしてつぶす。

レンジ炊飯を応用して、レンジで作る桜餅です。

桜の葉はなかなか売っていませんでしたが、作るのは意外と簡単でした。

もち米のみずみずしい味とあんこの風味のシンプルな味で美味しかったです。

レンジ弱で驚くほど甘い!焼かないスイートポテト 〇

ポイント:最初に水につける。裏ごしする。

レンジで作る焼かないスイートポテトです。

焼いてはいないですが、味はスイートポテトそのものでした。

芋の甘さを活かした自然な味で美味しかったです。

コレを食べたら他は食べれません。鶏だし東京風醤油ラーメン 〇

ポイント:サラダチキンの茹で汁でスープを作る。

レンジで作るラーメンです。

茹で汁に溶けた鶏のうまみを活かした、あっさりとした味わいの醤油ラーメンでした。三つ葉やねぎの風味がシンプルなスープに変化を与えてくれて飽きずに食べられました。

サラダチキンさえつくっておけば、鍋を使わなくても生麺から短時間でラーメンが作れるのでありがたいレシピです。麺をゆでる用のお湯を温めるところは平行で電気ケトルを使うとさらに時短になりそうです。

ただ、時間があるなら麺は普通に茹でたほうが美味しいかな…

ああこの味、故郷思い涙ぐむ。札幌風味噌チャーシューメン

ポイント:

レンジで作るラーメン第2弾です。

にんにくとごま油を入れて作るのでしっかりした味かと思いきや、味噌の香りが立ち甘みもある落ち着いた味でした。昔ながらの味噌ラーメンという感じです。

普通に美味しいのですが、レンジでここまでできるなら、普通に作ったらもっと美味しくできるのでは…という感じで、若干惜しい感じではありました。

レンジで茹でた麺もそこまで普通に茹でるのと変わらなかったので、やり方を覚えておくとラーメン作るときの洗い物が減って楽そうです。

我、確信せり。ラーメンは飲み物です。和風だし青ネギ塩ラーメン ◎

ポイント:一番だしをベースにスープを作る。

鰹と昆布でとった一番だしでつくるさっぱりとした塩ラーメンです。

和風だしで生姜が効いていて、ねぎがたくさん入っていることもあり、ラーメンというより京都や大阪あたりのうどんっぽい味でした。

鰹と昆布でとっただしが上質な香りで、手間をかけてとったような本格的な味のスープになっていて美味しかったです。

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