[スーパーの食材でフランス家庭料理をつくる 三國シェフのベスト・レシピ136]のレシピを全部作ってみました(その1)

フランス料理で有名な三國シェフのレシピ本の料理を作ってみました。

敷居が低そうなタイトルですが、実際に作ってみると結構本格的で、フランス料理に使う調味料や調理法など色々勉強になりました。日本人の味覚に合うように、また、家庭でも作りやすいように色々とアレンジされているように感じました。

食べたことがないような料理や食材の組み合わせが多く、新しい味との出会いを楽しめる本でした。フランス料理だけでなく、イタリアンや和食のレシピも少し含まれていました。

レシピ本としては、コツは説明されているものの、画像がそれほど多くなく、塩の分量もほとんどのレシピで適量と書かれていたりするので「ちょうどいい感じ」を自分で見極める必要があり、料理初心者というよりは結構料理好きな人向けのレシピ本だと感じました。

あくまで個人の感想ではありますが、いいと思ったレシピには〇、特にいいレシピでまた作りたいと思ったレシピには◎をつけています。レシピの元動画のリンクを貼っているので、ぜひ作ってみてください。

コック・オー・ヴァン 〇

ポイント:鶏肉を焼いたフライパンで野菜を炒める

焼いた鶏肉と野菜をワインで煮込んだ料理です。

ワインとハーブの香りが効いた大人の味で、煮込みというよりは鶏肉にワイン風味のソースをかけて食べているような感じでした。煮込み時間が短めなので、鶏自体の味は残しつつ、程よく味が馴染んでいるのがよかったです。

シャリアピン・ステーキ 〇

ポイント:玉ねぎをじっくり炒める

すりおろした玉ねぎに漬けたステーキに玉ねぎのソースをかけて食べる料理です。

肉の表面を焼いた香ばしさというよりは、玉ねぎをじっくり炒めた香ばしさと甘さが前面に出ている感じで、普通のステーキとはまた違う感じでした。玉ねぎとバターだけで立派なソースになっているのに驚きました。

玉ねぎに漬け込んでいるので肉が柔らかくなっているのもよかったです。

じゃがいものガレット ◎

ポイント:裏返しながら両面じっくり焼く

千切りにしたじゃがいもを焼いてブルーチーズのソースをかけた料理です。

バターで焼いたじゃがいもの香ばしい味と、中でじっくり蒸されたじゃがいもの甘みと千切りによるプチプチとした食感がまさにガレットという感じで美味しかったです。

ブルーチーズのソースも、生クリームでクセを抑えつつ、複雑な風味で高級感を出していて美味しかったです。

ポテ ◎

ポイント:弱火でじっくり煮込む

塩豚と野菜で作るポトフのような料理です。

素材の持ち味を生かした料理で、味付けはほぼ塩だけにも関わらず、豊かな風味のスープになっていて驚きました。じっくり煮込むことで人参やキャベツの甘みが感じられる料理にになっていました。

一度塩漬けしているからか、豚肉も簡単に切れるほど柔らかくなっていて美味しかったです。

ほうれん草のキッシュ 〇

ポイント:野菜を軽く炒めておく。

ほうれん草、玉ねぎ、ドライトマトのキッシュです。

ドライトマトとチーズの強い旨味が特徴的で、特にチーズはあえて味付きのものを使って味に幅を出しているのが面白かったです。

レシピについては塩の適量の加減が難しく、特にアパレイユ部分にはしっかり塩を効かせておいたほうがよかったかなという感じでした。

オニオンリング 〇

ポイント:揚げたてに塩を振る

ガーリックパウダーとトリュフ塩で味付けしたオニオンリングです。

基本は玉ねぎの天ぷらなのですが、味付けで洋風っぽい感じに変わるのが面白かったです。トリュフ塩は初めて使いましたが、少量で風味がつくので色々使えそうでした。

クロックムッシュ

ポイント:バターをたっぷり使ってカリカリに焼く

甘くないフレンチトーストにハム・チーズ・ベシャメルソースを挟んだような料理です。

ホットサンドみたいな感じで、外がカリッと中がふわっと焼きあがっていました。味はハムチーズにバターたっぷりで、見た目に反して重めの味でした。

もう少しバターを追加したらさらにカリカリにできたかもしれません。

チキンカレーピラフ ◎

ポイント:米はとがずに炊く

マッシュルームと鶏肉のカレーピラフです。

コンソメなどは使わずに鶏肉とバターのうまみで仕上げるシンプルなカレーピラフで、万人受けしそうな味でした。この本では珍しく醤油を使っていて、親しみやすい味に仕上げているように感じました。

米を炒めたりせず、研がずに炊いた米を後から具材に合わせる作りかたも独特で面白かったです。

りんごの薄焼きタルト 〇

ポイント:底にも砂糖をまぶす

冷凍パイシートで作る簡単アップルパイのような料理です。

作り方はシンプルですが、砂糖やバターを乗せて焼いたりんごは本格的なアップルパイにも匹敵する味で、甘さが濃縮されていて美味しかったです。切って重ねてミルフィーユみたいにして食べてもいい感じでした。

アッシ・パルマンティエ ◎

ポイント:野菜をよく炒める

マッシュポテトと炒めた牛肉の2層からなるグラタンです。

味付けはシンプルで、牛肉とじゃがいもの安定感のある組み合わせが美味しかったです。チーズなどをあえて入れずに作るのでそこまで重くなく、家庭料理的な味わいだと感じました。

プーレ・ア・ラ・ディアブル ◎

ポイント:パン粉に鶏を焼いた油を吸わせる

辛さのある鶏の香草パン粉焼きです。

一度鶏肉をそのまま焼いた後にソースやパン粉をつけて再度焼く丁寧な焼き方によって、パン粉はサクサクで皮も香ばしく焼けた丁寧な仕上がりになっていました。

味付けマスタードやソースの味が香ばしい風味を引き立てていて美味しかったです。

ブランケット・ド・プーレ ◎

ポイント:生クリームとレモン汁で仕上げる

焼いた骨付き鶏肉を使ったクリームシチューのような料理です。

レモンクリームソースとクリームシチューの中間みたいな感じの味で、鶏肉のソースとしても、バターライスと合わせても美味しい絶妙な味のソースでした。

マデラソース 〇

ポイント:玉ねぎをじっくり炒める

マデイラ酒とフォン・ド・ボーを使った本格ステーキソースです。

しっかり煮詰めて味が濃縮されていて、旨味だけでなく甘さや香ばしさ、苦みが複雑に絡み合った独特な味でした。単体だとよくわからない感じですが、ステーキと合わせるとよく合っていました。

トリップのトマト煮 ◎

ポイント:しっかり炒めて味を凝縮する

イタリアン風もつ煮込みみたいな料理です。

みじん切りにした香味野菜やトマト、チーズなどフランス料理というよりはイタリア料理のような味付けで、モツから出た脂のうまみがトマトと一体化していて美味しかったです。

香味野菜もたっぷり入っていて、モツの臭みを感じない味でした。

ブッフ・ブルギニョン ◎

ポイント:強めに焼き色を付ける

牛すね肉と野菜を赤ワインで煮込んだ料理です。

味は完全にビーフシチューで、柔らかく煮えた野菜と肉が美味しかったです。

味付けは意外とシンプルですが、ブーケガルニとコニャックがいい味を出していて、レストランのような奥深い味に仕上がっていました。

豚肉のシャルキュティエールソース ◎

ポイント:弱火でじっくりと焼き目をつける

焼いた豚肉をピクルスやトマト、マスタード等を使ったソースで煮た料理です。

トマトやピクルス、玉ねぎ、マスタード等ちょっとハンバーガーっぽさを感じる組み合わせで、トマトやピクルスの酸味によるさっぱりとした感じと、バターのこってり感のバランスがちょうどよくて美味しかったです。

豚肉以外にも鶏肉や魚にも合いそうな感じでした。

豚スペアリブとじゃがいものココット煮 〇

ポイント:時間をかけて煮る

焼いたスペアリブと野菜を白ワインで煮るシンプルな料理です。

ただ煮るだけでなく、焼き目をつけて、小麦粉を入れているので豚肉からでた旨味と香ばしさが全体に絡んで美味しかったです。

本来皮付きのジャガイモで作るレシピですが、緑っぽさがあったので皮はむいて作りました。

丸ごとローストチキン 〇

ポイント:オイルと塩を揉みこむ

オーブンでつくるローストチキンです。

丸ごと焼いているので迫力はありますが、なかなか火の通し方や味付けの調整が難しい料理だと感じました。このレシピだと塩水に漬けたりはしないので、皮はパリッとする一方で、胸肉のジューシーさは少し劣るかなという感じでした。

底に溜まっている肉汁を吸った野菜も美味しかったです。

フライパンでローストチキン ◎

ポイント:フライパンが温まる前に鶏肉をいれる。アロゼして焼く。

フライパンでつくるローストチキンです。

鶏肉を焼いただけですが、マリネしたりアロゼしたりと細かいところに工夫がされていて、普通に焼くよりもふっくらと焼きあがって美味しかったです。骨付き肉を使うことで、厚みが出ているのも硬くならないようにするために重要なポイントだと感じました。

砂肝コンフィのソテー ◎

ポイント:グツグツした状態でしっかり煮る

砂肝のコンフィを作ってじゃがいもと一緒に炒めた料理です。

しっかり塩味が付いていておつまみ的な感じはありつつも、ローズマリーとニンニクで風味付けされていてほんのり洋食っぽさもある料理でした。

水分を飛ばして味を濃縮させた砂肝を茹でたじゃがいもと合わせることで、味が濃くなりすぎず、ちょうどよいバランスになっていて美味しかったです。

プーレ・オー・ヴィネーグル 〇

ポイント:皮をこんがり焼く

鶏もも肉と玉ねぎ、トマトを白ワインビネガーと水で煮たシンプルな料理です。

こんがり焼いた鶏肉の香ばしさと酸味が合わさって少し酢豚っぽさもある感じの味でした。味付けは白ワインビネガーとバター、塩胡椒のみですが、しっかりフランス料理感が出ていました。

さっぱりした感じで、暑い日に食べると美味しそうです。

鶏もも肉のマレンゴ風

ポイント:皮をこんがり焼く

鶏もも肉と野菜の煮込みです。

鶏肉の旨味やトマトが溶け込んだスープが美味しかったです。

コルドン・ブルー 〇

ポイント:鶏肉を叩いて広げる

ハムとチーズ入りのカツレツです。色々な肉で作られるようですがこのレシピは鶏むね肉でした。

味はそのままハムとチーズの入ったチキンカツという感じですが、ハムとチーズが入ることで味が豊かになり、ジューシーに仕上がっていました。

プーレ・オー・リースリング 〇

ポイント:焦げない程度に焼き目をつける

鶏肉の白ワイン煮込みに生クリームを加えた料理です。

クリームパスタのソースみたいな味ですが、白ワインをたっぷり使っているのでよりキレのある大人の味という感じでした。パセリも彩りだけでなく、苦みがソースの味にマッチしていました。

鶏の出汁が溶け込んだソースも美味しいので、パスタ等があるとよさそうな感じでした。

鶏もも肉とにんにくのロースト 〇

ポイント:鍋のふたをしないでオーブンで焼く

焼いた鶏肉や2つに切った丸ごとのニンニクをオーブンで焼いた料理です。肉は火が通って少し硬めですが、皮のパリパリ感はフライパンで焼くだけよりもしっかりしていて美味しかったです。

鶏の脂を吸ったにんにくや野菜も美味しかったです。

アンショワイヤードソース 〇

ポイント:攪拌したあと冷やす。

バジルとアンチョビを使った冷たいソースです。

バジルドレッシングのような感じで、バジルの風味の酸味を感じるさっぱりとした味付けのソースでした。ジェノベーゼのソースと比べるとチーズを使わず酢を加えているので、よりあっさりとした感じになっていました。

アンチョビを使っているのでソース自体に旨味があり、野菜等にも合わせたり、パスタソースとしたり使ったりもできそうです。

鶏肉と合わせると、鶏肉の脂の旨味とソースの旨味が見事に調和して、格別のおいしさでした。

鶏むね肉のエスカルゴバターソース ◎

ポイント:皮をこんがり焼く

大量のパセリを加えたバターを鶏むね肉の中に入れて焼いた料理です。

パセリとバター、鶏の出汁のソースが絶品でした。むね肉も中にバターを詰めて蒸し焼きにしているのでちょうどいい火の通り方で柔らかく仕上がっていました。

パセリの量にびっくりしますが、淡白な胸肉には風味付けとしてちょうどいい感じでした。

カフェ・ド・パリ・バター/牛ランプ肉のステーキ 〇

ポイント:カレー粉を入れる。

ハーブやスパイス等を混ぜ込んだバターをステーキに乗せた料理です。

ハーブやスパイスの香り、酸味などが加わったバターで、これ単体でステーキソースとして使えるくらい複雑で豊かな味わいでした。バターで脂分を足しつつ、ハーブやスパイスで肉の臭み消しと風味付けができているのがよかったです。

ローストビーフ

ポイント:焼き汁をソースに加える

オーブンで作るローストビーフです。

ローストビーフは火入れの方法が色々ありますが、このレシピは高温のオーブンで短時間で焼き上げるタイプで、香ばしく焼いた感がしっかりありました。

シンプルで他レシピと味にあまり差が出ない料理ではありますが、デミグラスソースと肉汁を使って作るソースはシンプルながらなかなか美味しかったです。

りんごの煮込みハンバーグ ◎

ポイント:肉をこねずに混ぜる

りんごと一緒に煮込む煮込みハンバーグです。

ハンバーグはこねずに混ぜていて、煮込み時間も短いのでふんわりした仕上がりでした。ソースはデミグラスソースベースで、ケチャップの酸味が少し残っていてフルーティで引き締まった味に感じます。フルーティさのあるソースと焼きりんごの味も意外と合っていて、付け合わせとしてアリだと感じました。

牛肉のステーキとグリーンペッパーソース ◎

ポイント:肉を焼いたフライパンでソースを作る

生クリームのコクのあるもったりとした味の中にグリーンペッパーの辛味が入っている新感覚のソースです。最後に入れたコニャックの独特の風味もソースにマッチしていました。

グリーンペッパーがかなりスパイシーな感じなので、もう少し量を減らしてもよかったかなという感じでした。

フライパンでローストビーフ ◎

ポイント:最初に脂身を焼く。アルミホイルで包んで休ませる。

サーロインで作るローストビーフです。

アルミホイルで包んで休ませる以外はレアステーキを作るのと大差ないのですが、保温して休ませることで肉汁が落ち着いてしっとりやわらかく仕上がっていました。またサーロインで作るのもポイントで、もも肉で作るよりもはるかに柔らかくしっとりと仕上がりました。

ノルマンディー風カルボナード ◎

ポイント:強めに焼き色を付ける

牛肉の黒ビール煮込みです。

ビーフシチューに見た目も味も近いのですが、黒ビールで作っているので味に苦みとキレがある大人の味でした。玉ねぎの甘みと苦みのコントラストが面白い味でした。

牛ほほ肉の赤ワイン煮込み ◎

ポイント:一晩肉をマリネする

牛肉のほほ肉をワインでじっくり似た料理です。

牛ほほ肉を料理するのは初めてでしたが、とても柔らかく、簡単に崩れる触感に仕上がりました。

大量のワインを使っていますが、アルコール感は抜けていて、牛肉と野菜のだしが出た濃厚なスープが美味しかったです。

ビーフシチューに似ていますが、トマトペーストによるフルーティーさが出ていて見た目よりあっさりしている印象でした。

牛タンと山わさびソース 〇

ポイント:一晩寝かせて味を染み込ませる

牛タンをゆでてホースラディッシュのソースでいただく料理です。

タンシチューのように柔らかく煮えていて、肉のパテを食べているようでした。

ホースラディッシュとマヨネーズを合わせたソースがコクとパンチを与えてくれて牛タンによく合っていました。

ビーフストロガノフ ◎

ポイント:薄切りの肉を巻いて焼く

デミグラスソースとサワークリームで作るビーフストロガノフです。

ビーフシチューのようですが、サワークリームによる酸味が効いていて、デミグラスソース単体よりもしつこくなく、さっぱりと食べられる味でした。

ベアルネーズソース 〇

ポイント:バターの上澄みを使う

バターの入ったマヨネーズのような味のソースです。

卵が固まらないようにしながら加熱して乳化させる必要があり、かなり作るのが難しいソースだと感じました。

味はバターがしっかり効いていて、卵のコクもある感じでマヨネーズっぽさもあり美味しかったです。

アンチョビバター/ステーキとミニトマトのソテー 〇

ポイント:アンチョビをバターに混ぜる

アンチョビとレモン汁を混ぜたバターです。

アンチョビの旨味が肉の旨味と合わさって、シンプルながら奥深い味でした。ステーキ以外にも色々応用が効きそうです。

ミートボールのトマト煮 〇

ポイント:粉チーズとマッシュルームをミートボールに混ぜる。

ミートボールのトマト煮です。

ミートボールに大量の粉チーズと刻んだマッシュルームが混ぜ込んであるのが特徴で、風味と香りがついたミートボールが独特で美味しかったです。

シューファルシ ◎

ポイント:オーブンで蒸し焼きにする

煮込まずにオーブンで焼いて作るロールキャベツです。

雑穀やキャベツの芯なども肉だねに混ぜ込んであり、食感を感じられるのがよかったです。また、刻んだセージを混ぜ込むことで肉の臭みが消え、すっきりした味になっているように感じました。

スープの方も、肉だねの味やベーコン、バターの味が溶け出していて美味しかったです。

シュークルート

ポイント:玉ねぎに色をつけないように炒める

発酵させる代わりに白ワインビネガーで酸味をつけた簡易ザワークラウトです。

結構酸味が強いですが、雰囲気は出ていました。クミンの風味が効いていていい感じでした。

豚肉のエスカロップとマスタードソース 〇

ポイント:肉を叩いて広げる

生クリームとマスタードのソースを焼いた豚ロースに合わせた料理です。

比較的簡単に作れる料理ですが、生クリームのコクのあるソースがフランス料理感があって美味しかったです。

豚ヒレ肉のパイ包み焼き

ポイント:焼く前に豚肉を冷やす

豚肉やチーズ、野菜などをパイシートで包んで焼いた料理です。

オードブル感のある組み合わせで、ワインと合わせて食べたい味でした。

今回は冷やし方が足りなかったのか、肉汁が出てパイシートの下側がこんがりと焼けなかったですが、また今度挑戦したいです。

ローストポーク ◎

ポイント:焼いたあと休ませる。天板にたまった焼き汁をかける。

丸ごとの野菜と豚肉をオーブンで焼いたシンプルな料理です。

肩ロースを使い、焼いたあとしっかり休ませることでジューシーに仕上がっていました。豚肉からでた焼き汁にも旨味が凝縮されていて、野菜にかけて食べると美味しかったです。

ラムチョップのハーブ焼き ◎

ポイント:先に肉に焼き色を付ける

スパイスミックスとイタリアンパセリを混ぜたものをのせて焼いたラムチョップです。

先に肉のみを焼き、スパイス自体にはあまり火を通さないようにしているため、スパイス感をしっかり感じる味でした。スパイスミックスに合わせた塩加減の調整がなかなか難しい料理だと感じました。

GABANのスパイスミックスが終売になっていたため、今回は別のラムチョップ用シーズニングを使って作りました。

鹿肉のロースト ◎

ポイント:焼きすぎずミディアムレアに仕上げる

ベリーやナッツを使った具材感のあるソースに焼いた鹿肉を乗せた料理です。

バルサミコ酢の酸味とベリーの甘味、ナッツの風味がいい感じに鹿肉のクセを消していてとても美味しかったです。

鹿肉も余熱でちょうどいい感じに火が通っていました。

ブールブランソース/鮭のポワレ ◎

ポイント:素早くかき混ぜて入荷させる

酢や白ワインをバターと乳化させて作るフランス料理の伝統的なソースです。

酢の酸味をバターが程よく抑え込んでいて、バランスのとれたすっきりした味になっているように感じました。

クセがなく、鮭以外にも色々な食材に合わせやすそうなソースだと感じました。

サーモンのタルタル 〇

ポイント:ポテトチップスと合わせる

サーモンと玉ねぎを調味料であえた料理です。

セビーチェのような感じですが、ウスターソースの複雑な味と玉ねぎの辛味がアクセントになってあっさりした味の中にも深みが感じられました。

ポテトチップスが以外と合うというのも驚きでした。

調味料の影響でサーモンの色が変わってしまって鮮やかなオレンジ色が出ないのは何かコツがあるのでしょうか…

マグロの漬けとカリフラワーライス 〇

ポイント:カリフラワーを炒めてごはんの代わりにする

お米を使わずヘルシーなフレンチ風の漬け丼です。

お米の代わりにキヌアやカリフラワーを使っていますが、白ワインビネガーで酸味をつけることで意外とシャリっぽい感じが出ているのに驚きました。また、炒めたカリフラワーの風味もよかったです。

漬けの加減もいいバランスで、山わさびの辛味もいいアクセントになっていました。

普通の漬け丼とは大きく違いますが、フレンチっぽさをだしつつ全体をうまくまとめていてレベルの高いレシピだと感じました。

サバイヨンソース/ホタテのソテー 〇

ポイント:分離しないように素早くかき混ぜる

酒と卵とバターで作るソースです。

とろみがあり、具材とよく絡むソースでした。また、酒の味が残っていて上品さもあり、色々と使えそうなソースでした。

クラシックなマスタードソース/サバのソテー 〇

ポイント:片栗粉を加える

マスタードとバターのソースです。

バターと合わせることでマスタードの辛味がほとんどなくなり、コクと酸味のあるフランス料理らしいソースになっていました。

適度な酸味があるので、魚料理との相性もばっちりでした。

キャベツとサーモンのラザニア風 〇

ポイント:具材で層を作る

キャベツ、サーモン、ベシャメルソースで層を作ってラザニア風にした料理です。

サーモンのクリームシチューのような感じで、優しい味で食べやすかったです。玉ねぎの触感がしっかり残っているのもいい感じでした。

フィッシュ・アンド・チップス 〇

ポイント:衣に黒ビールを使う

タラとポテトのフライです。

正直黒ビールの効果はよく分からなかったですが、白身魚の天ぷらという感じで、サクサク感があって美味しかったです。

あまり家で作る料理ではないですが、少し鮮度のいいタラを使うだけでだいぶ美味しくなるのだと感じました。

ケチャップやマヨネーズに一工夫加えることで、ジャンク感だけでなくリッチな感じが出ていました。

海老フライとタルタルソース 〇

ポイント:生パン粉を使う

生パン粉を使った海老フライです。

生パン粉を使うことでお店のようなサクサクな仕上がりになっていて美味しかったです。

タルタルソースは、らっきょうやヨーグルトを使った変わったレシピで、あっさり目の味でした。タルタルソースが強すぎると海老の味がしなくなってしまうので、ちょうどよいバランスだと感じました。

カレイのムニエルとバルサミコソース 〇

ポイント:菜の花とカレイを同時に焼く

シンプルなムニエルですが、身がふっくらして美味しかったです。

バターをたっぷりつかっているので、白身魚でも味が淡泊にならず、しっかりとした味でした。

舌平目のムニエルとレモンバターソース 〇

ポイント:バターを何回かに分けて加える

バターとレモンのソースで食べるムニエルです。

バターを焦がしてレモンと合わせたソースが特徴的でした。ほぼバターだけなのにソースとして成り立つのが意外でした。

ムニエルにした舌平目との相性も抜群でした。

鮭のクリームシチュー 〇

ポイント:鮭を焼いたフライパンでソースを作る

焼いた鮭と野菜のクリームシチューです。

ほぼ塩コショウとチーズのみの味付けですが、鮭の味が出ていて美味しかったです。

野菜を色々と入れられてアレンジしやすいのがいいなと思いました。

海老のクリームソテー 〇

ポイント:海老の殻でクリームに香りをつける

炒めた海老を生クリームとレモンのソースで頂く料理です。

ソースにも海老の香りがついていて、味に一体感がありました。レモンの酸味が加わることで爽やかな味になっていて食べやすかったです。

もう少しにんにくを増やして、パスタソースとして使っても美味しそうな味でした。

あぶりイワシと春菊のカルパッチョ仕立て

ポイント:骨をソースの出汁に使う

春菊に軽く焼いたイワシを乗せ、さらにソースとカリカリ梅を乗せた料理です。

春菊と梅の風味を効かせた焼き魚という感じで、味はフレンチというより和食ですが食べやすい味でした。

焼き魚の新しい食べ方として色々活用できそうです。

ピーマンのブランダード詰め ◎

ポイント:塩胡椒を強めに振る

タラとジャガイモを牛乳で煮たものをピーマンに詰めて焼いた料理です。

タラとジャガイモが合わさった詰め物は初めてですが、臭みもなく、にんにくも効いていて食べやすかったです。

ピーマンもオーブンで焼いているので内側から蒸されて水分が残っており、こんがりとした香ばしさとジューシーさが両立したいい仕上がりでした。

ソースはオリーブオイルのみですが、詰め物の旨味と合わさってソースのようになっていて美味しかったです。