「COCOCORO大西哲也のドヤ飯」のレシピを全部作ってみました(その1)

リュウジさんとのコラボでCOCOCOROの動画を知り、色々と美味しそうなレシピが紹介されていたので本を買って全部作ってみることにしました。

どのレシピも色々と工夫がされていて、一般的な家庭の味よりもワンランク上の仕上がりでした。こだわりが強く色々と手間のかかる料理もありましたが、期待を裏切らない味で作り甲斐がありました。一つ一つの料理に長い名前がついているのもこだわりを感じます。

ほとんどのレシピは動画でも公開されていますが、一度作って手順を覚えたら、本を見た方が作るのは楽そうです。また、本と動画ではレシピがやや異なっているものもあり、どちらかというと本の方がやや作りやすい感じでした。

味付けは王道の味付けのものが多かったですが、砂糖を使うレシピはやや甘めに感じました。北海道っぽさでしょうか?

あくまで個人の感想ではありますが、いいと思ったレシピには〇、特にいいレシピでまた作りたいと思ったレシピには◎をつけています。

また、個人的にポイントだと思った点も簡単に記載しています。

極上のごはんは鍋で炊け! 〇

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ポイント:鍋で炊く。酒、油、塩を入れる。

鍋で炊いた米です。同じ米でも、鍋で炊くと炊飯器で普通に炊くより甘みと旨味を感じるような気がしました。

べたつきがなく、ごはんが口の中でほぐれる感じなので、炒飯にするとパラパラで米1粒1粒に存在感がある感じになって美味しかったです。

予想以上の目玉焼き ◎

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ポイント:卵は常温に戻す。低い位置から卵を入れる。

熱したフライパンで多めの油で焼くので、底がカリッと香ばしく焼けて美味しかったです。とてもシンプルな料理ですが、少し作り方に気を遣うだけでだいぶ味が変わるということを実感しました。

だしをとる&幸せのお味噌汁 〇

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ポイント:味噌はだしの10%の重量を加える。

昆布と鰹節でとった一番だしを使った味噌汁です。

だしの素と比べると自然な感じの味で、だしが強すぎないので味噌の味もしっかりするバランスのよい味噌汁でした。高級感のある味がします。

もしかしたら常識なのかもしれませんが、味噌に入っている粒を濾して取り除くのは意外でした。最後まで口当たりよく飲めるのでよかったです。

シンプル・イズ・ベスト!な鶏の唐揚げ ◎

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ポイント:大き目に切り分けて丸く整形する。片栗粉と小麦粉両方使う。

大き目なサイズの唐揚げです。

片栗粉だけでなく小麦粉が加わることで、カリッとした食感だけでなく、ふわっとした感じになっていて優しい食感でした。また、穴を開けて調味料を染み込ませているので、とてもジューシーでした。

工程自体はシンプルですが、丁寧な処理の積み重ねでハイレベルな味になっていると感じました。

油淋鶏ソースも、少し甘めですがクセのない味で美味しかったです。

これぞ豚の角煮の最適解 ◎

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ポイント:90度くらいをキープする。最後肉を取り出してから汁を煮詰める。

今まで作ってきた角煮の中でもトップクラスに美味しかったです。

角煮は赤身のところが硬くなりがちですが、この角煮はほろほろと崩れる感じで全然硬くなくて驚きました。

特殊な手順はないですが、沸騰させないようにする温度管理によって柔らかい角煮になっていると感じました。特に、最後盛り付けの前に温めるとき、肉を一旦取り出してから汁を煮詰めるのは重要そうです。

ステーキをパーフェクトにコントロールせよ 〇

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ポイント:しっかり筋切りする。

丁寧に筋切りすることで普通にそのまま焼くよりも筋が気にならなくなり、柔らかい仕上がりでした。さすがに高級肉と同等とまではいかないですが、筋切しないのとは雲泥の差でした。

鉄のフライパンを使うことで焦げ目もいい感じについていました。

基本的なことをしっかりやることで、簡単な料理でもだいぶ差がでるのだと改めて認識しました。

幸せのハンバーグ ◎

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ポイント:手を使わずへらで混ぜる。パン粉の代わりに麩を使う。

ふわっとした食感で噛むと肉汁があふれる美味しいハンバーグで、レストランのような仕上がりでした。

麩を入れた効果なのか、焼いていても肉汁の流出がすくなく、ふわっとした仕上がりになっていて美味しかったです。また、肉とつなぎの一体感もあり、柔らかいお肉のようでした。

ソースも安定感のある味でした。

今夜はしょうが焼きで優勝だ! 〇

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ポイント:豚肉に小麦粉をまぶす。

強火で焼いた肉の香ばしさと、しっかり甘さが効いたタレの組み合わせが絶品でした。よくある味付けよりはちょっと甘めですが、塩辛さがないので万人受けする味だと思います。

小麦粉の効果で、タレがよく絡み、肉も柔らかくなっていて美味しかったです。

幸せ大放出の肉じゃが 〇

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ポイント:豚肉と野菜を炒める。肉は炒めたら一度取り出す。

肉が硬くなりすぎず、ジャガイモは煮えるちょうどいい火の通り方で美味しかったです。

2日目のもおいしいですが、出来立ても味が染みすぎず、それぞれの野菜の味をしっかり感じられて美味しかったです。

落し蓋は普段あまり使わないのですが、味が全体にムラなくついたので、意外と効果があるのだと感じました。

自家製本格ラー油 ◎

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ポイント:粉スパイスは水を混ぜて焦げないようにする。

複数のスパイスとサラダ油で作る自家製ラー油です。スパイスの香りが強く、奥行きのある味です。

パプリカや唐辛子の粉を熱することで、市販のラー油にはない香ばしさが出ているように感じます。

スパイスをそろえたり作ったりするのは手間ですが、一度作ればラー油を使う料理がすべてグレードアップするので手間をかけるだけの価値はあると思います。

誰にも負けない最強の四川麻婆豆腐 ◎

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ポイント:ナツメグを入れる。水気を落としてから片栗粉をまぶす。

ラー油作りから始めるとすごく手間がかかりますが、その分本格的で複雑な味のする美味しい麻婆豆腐でした。

風味豊かな自家製ラー油と青花椒、ピーシェン豆板醤と普段あまり使わない材料が本格中華の味を出していて、これまで作った中でも最高の麻婆豆腐ができました。

オーラ漂う本格回鍋肉 〇

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ポイント:野菜を油通しする。自家製ラー油を使う。

肉を茹でてから切って焼く、正式な作り方の回鍋肉です。味もたっぷりの油と香辛料、にんにくしょうがで本格的な味でした。甜面醤を入れるタイミングが後なので甜面醤の甘みを感じる味でした。

豚バラも余分な脂が抜け、柔らかく香ばしくなってちょうどよい仕上がりでした。いつも焼きすぎて硬くなっていたので、動画の切り方や焼き加減が参考になりました。

「得意料理が青椒肉絲」は強い 〇

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ポイント:肉を繊維に沿って切る。幅をそろえて千切りにする。

豚肉の下ごしらえや油通しなど、本格的なレシピの青椒肉絲です。

油通しによってピーマンやパプリカの食感が残っていてシャキシャキとしており、肉も柔らかくジューシーで美味しかったです。

中国料理の本にある本格レシピだと味が濃すぎるものが多いですが、このレシピはちょうどよい味付けなのがよかったです。

一撃必殺!エビのチリソース炒め ◎

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ポイント:えびの水分をしっかり切る。卵白を揉みこむ。

ケチャップの主張は控えめで、香味野菜の風味を活かした本格派寄りの味のエビチリです。甘さひかえめで辛味とほどよい酸味があるので、ごはんとも合わせやすい味でした。

えびも中国料理の技法で下処理することでぷりぷりで臭みのない仕上がりでした。

欲を言えばケチャップではなく、トマトを使ったレシピも試してみたかったです。

本気で極めるガパオライス ◎

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ポイント:タイの材料を使う。ガパオは火を入れすぎない。

タイの材料や調味料を使った本格的すぎるガパオライスです。本格的すぎて材料を揃えきれなかったのでにんにくとライムはタイ産でないものを使いましたが、それでも専門店で食べるより美味しいガパオライスができました。

ホーリーバジルとバイマックルーリーフが異国の雰囲気を出していて、唐辛子も生のものを使うことでフレッシュな辛さになっていました。

素材にこだわることで同じ料理でもだいぶ味が変わることに驚いたレシピでした。

ホテルクオリティのオムレツ 〇

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ポイント:テフロンのフライパンを使う。折りたたんで形を整える。

トントンせずに作るオムレツです。動画で言ってるほど簡単ではなかったですが、テフロンの小さいフライパンがあるだけでだいぶ難易度は下がると思いました。

火からおろして時間が経ちすぎるとうまく巻けず、火が通っていないと破れるので見極めに慣れが重要だと感じました。

うまく巻けなくても味は安定して美味しかったです。

自宅ビーフシチューの頂点 ◎

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ポイント:牛肉を小麦粉でコーティングする。

黒ビールを使い、ほのかな苦みとコクが足されたワンランク上の味のビーフシチューです。

市販のルーと比べると小麦粉が少ないためか、重さがなく軽やかでフルーティな感じで好みの味でした。

すね肉も筋の部分まで柔らかく、うまみがシチューに溶け出していて美味しかったです。今回は1時間だけ煮込みましたが、十分柔らかい感じでした。

皮パリッパリ!チキンソテー 〇

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ポイント:肉を均一に切り開いて押さえつけながら焼く。

押さえつけながら焼くことで皮の縮みを抑え、香ばしく均一な焼き目をつけたチキンソテーです。

最後蒸し焼きにするのでパリパリ感は余りなかったですが、焼き目が香ばしくて美味しかったです。また、筋切りを行うことで酒が浸透していて、ジューシー感がありました。

炊飯器で放置プレイのローストビーフ

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ポイント:芯温が60度以上になっていることを確認する。最後焼き目をつける。

炊飯器低温調理で作るローストビーフです。

味はしっかりローストビーフで美味しかったですが、2時間だとすこし火が通りすぎだったので1時間半くらいにしておけばきれいなロゼ色になったかなという感じでした。

アサリの白ワイン蒸し

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ポイント:アサリが開いてから火を通しすぎない

ボンゴレのパスタ抜きみたいな感じの料理で、唐辛子とニンニクの香りが移った油とアサリの旨味が出た汁が混ざり合って美味しかったです。

塩を入れないのは気になりましたが、意外とアサリ自体の塩味でちょうどよかったです。

砂抜きは微妙にうまくいかず…。鮮度が原因でしょうか。

今宵はアヒージョでキメる!! 〇

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ポイント:アンチョビを加える。カキは85度で60秒加熱する

牡蠣とブロッコリーのアヒージョです。カキのアヒージョを作るのは初めてでしたが、柔らかく臭みもなく美味しくできました。味はちょっとしょっぱめですが、ワインやバケットと合わせるならこれくらいでちょうどいいかもしれません。

にんにくだけでなくアンチョビを入れるのはやったことがなかったですが、しっかりと風味がついて美味しかったです。

一歩先行く絶品サラダ 〇

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ポイント:赤や黄色の野菜を使って彩りを良くする。レタスはお湯に浸ける。

生野菜の食感が活きた彩りのあるサラダです。

味は素材とドレッシング次第という感じですが、少し手間をかけることでレタスがシャキシャキとした食感になり、見た目がよくなるのはとても参考になりました。

濃厚でクリーミー!レバーペースト

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ポイント:レバーを流水にさらして血抜きする。

あまりレバーペースト自体好きではないのですが、過去に作ったレバーペーストと比べると臭みが少なく、食べやすいと感じました。

鮮度がよいものを入手できればさらにおいしくできるかもしれないです。

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